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2024年のジュエリー業界はこれが来る!

ようこそジュエリーハナジマへ!
皆様あけましておめでとうございます。今年も何卒よろしくお願いいたします。
2023年はおかげ様で忙しく、新たなお客様との出会いや色々なことがあった1年でした。

さて、今回の記事では「2024年のジュエリー業界はこれが来る!」と予想してみたいと思います。

1.多様性を持つブライダルジュエリー

ラザールダイヤの結婚指輪

1つめは、ブライダルジュエリー。
この分野において、大分変化が起きてくるのではないかなと考えています。
昨今、婚約指輪を贈る方はどんどん減ってきています。その理由として、所得の問題や、女性側が婚約指輪にお金をかけるよりも結婚生活に重きを置きたいという合理的な考えなどが挙げられます。
ただ、結婚10年後に婚約指輪について聞くと、
「やっぱり欲しかった」
「やっぱり贈りたかった」
そういった声もあります。表面的に見ると婚約指輪の取得率は減少していますが、長期スパンで見ると実は違う側面があるんです。

そこで、実際にジュエリーハナジマに来店されるお客様を見ている限り、お母様やおばあ様から譲られた「立爪」をリフォームして婚約指輪を作りたいという方が今年以降増えていくと思います。
ジュエリーリフォームの認知度が上がっているという事もありますし、ヨーロッパ的な受け継ぐという文化が日本にも広まってきているのではないでしょうか。

  • 婚約指輪は買わなかったけど、その分結婚指輪をゴージャスなものにする
  • 毎年指輪を新しいものにしたり節目の時に買い替える

こういった考えもあります。
ブライダルジュエリーも「こうしなきゃいけない」というより、自分達らしく今後の夫婦像を描くような多様性のあるものになっていくのではないでしょうか。

2.大事に受け継いで使っていくリフォームジュエリー

ジュエリーハナジマのリフォーム事例

2つめは、先程少し触れたジュエリーのリフォーム。今後はよりリフォームのご相談が増えていくと思います。
今の日本の高齢化社会に伴ってジュエリーを継承していく方が増えていきます。
実際にジュエリーハナジマにも「譲られたけどこの宝石は何ですか?」というような相談だったり、「形見の宝石で…」とたくさん持ってこられる方も多いです。
だからこそ、その宝石に対しての価値、どういった背景があるのか、そうしたことを我々ジュエリー業界のものがお伝えしていくことが今後より大事になってきます。
新しく作ったものを消費していくバブル時代のようではなく、消費もしつつ大事に受け継いでいく、大切に使っていくっていう考えがもっと深まると思います。
特に宝石は良いものはずっと使えますから、ジュエリーのリフォームをする方が増えるのは我々にとっても嬉しいことです。

3.自己表現をするカラーストーン

ジュエリーハナジマオリジナルのカラーストーンとダイヤのリング

3つめは、個性を表現するという視点から、パライバトルマリンやピンクダイヤモンドなどのカラーストーンの注目度っていうのは今後もっと上がっていくはずです。
というのも、ジュエリーハナジマのホームページの「365日の誕生日石」というページがのアクセスがとても増えていますし、私の誕生日の宝石ってこうなんだ、私の色ってこうなんだ、ということでカラーストーンという自己表現がもっと注目されると思います。
見ているだけでも楽しいですし、宝石の特性や知識も併せて知っていただくと、石の状態からジュエリーに仕立てていく時により楽しめると思います。

4.より希少になっていくファンシーカットダイヤモンド

プリンセスカットのダイヤモンドルース

4つめは、ファンシーカットダイヤモンドです。
理由としては、ダイヤモンドの鉱山鉱脈がどんどん減少していったり、2030年までに今まで採掘されていたところが閉山するという情報が出ていたりする中、当然ダイヤモンド全体の採掘量も減ってきています。
ファンシーカットは原石から取れる面積の量がラウンドのダイヤと比べると広いため、良質な原石からでないとカットしづらいです。だからこそ、綺麗で輝きまで楽しめるファンシーカットダイヤはより希少になっていくはずです。
自己表現やアイデンティティを表すものとしてファンシーカットのダイヤモンドに注目していただきたいなと思います。
ジュエリーハナジマで扱っているラザールダイヤモンドでは、エメラルドカット、ラディアントカットのものはもう10年以上入荷していないんです。社長からもオファーをしていますが、それなりの大きさはもちろん、綺麗で輝きまで楽しめるまでに見合う原石がないからだそうなんです。
市場に出回るファンシーカットとラウンドのダイヤの比率は、1対99というようなイメージですから、この先美しいファンシーカットダイヤを手に入れるのは、より厳しくなっていくと思います。

5.ゴールドジュエリー

地金ジュエリー、ゴールドのリング

最後、5つめはゴールドジュエリーです。
地金系ともいいます。
今後もっと人気が出ていくでしょうし、コーディネートとしてより需要が高まるんじゃないかなと思っています。
プラチナのジュエリーしか持っていないという方も多いと思いますが、そこでゴールドジュエリーを取り入れるのかとなった時にざわつくというか、「いいのかな?」と疑問に感じてしまう方もいらっしゃいます。
でも、疑問を持たなくても大丈夫!ジュエリーのコーディネートを楽しもうという発想から、イエローゴールドやピンクゴールドを持たれてもいいと思います。
実際に目の前でお客様自身がプラチナ、イエローゴールド、ピンクゴールドを着けてみた時に、着ける前と後では感じ方が全然違います。自分ではピンクゴールドが似合うと思っていたのに、着けてみたらイエローゴールドの方が映える、というのもよくあります。
ゴールドは金相場の注目度はあると思いますが、それはそれで、ゴールドジュエリーはまた別物として改めて注目していただければなと思います。

ジュエリーハナジマが思うジュエリーとの向き合い方

ジュエリーハナジマのオリジナルジュエリー

2024年のジュエリー業界はこれが来る!という事でざっくり5つ紹介しましたが、安直にここでこうだと言い切らずに、このブログを見て下さる方が「自分自身ならどうなんだろう」というようにご自分に問いかけてみたり、自分の目で見て、自分の感性を高めて、宝石と向き合ったりしていただきたいなと思っています。

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